プロローグ
きっかけはライター、大山顕さんのワークショップでした。
2時間半、エアコンの室外機だったりゴミ箱だったり、なにかひとつテーマを決めてそれを撮りながらみんなで街中を歩くというもの。
序盤にこのなんともいえないアロエを見つけたがために、2時間半アロエを撮り続けてしまいました。
予想以上の数の多さ、バリエーション、奔放な生命力。
気がついたら、アロエを見つけると「あった!」ではなく「いた!」と反応してしまう自分がいました。
そして満足した帰り道、最寄のバス停を降りた瞬間、目に飛び込んでくるソレ。
いつものバス停のはずなのに。
外そうとしても外れないドラクエの呪いアイテムのように、わたしにはアロエセンサーが搭載されてしまいました。
翌日、アロエセンサーを搭載した目で歩くと、近所はアロエのパラダイスでした。
愛すればいいのか、ツッコめばいいのか、まだスタンスを決めかねています。
ただ、気付いたら2日間で200枚以上アロエの写真を撮っており、それらがかなり面白いのは事実なので、
こうしてまとめることにしました。この先どうなるかはまったく不明です。